行動の最適化を図るには。
では、戦略的に行動しましょう、というと、「とっくにやっているよ」とおっしゃるかもしれません。
この本を手にされるくらいですから、本当にそうかもしれません。
それなら、あなたは既に相当優位な立場にいます。戦略的に動いている人は非常に少なく、90%以上の人は、目の前の仕事をこなすのに精一杯で、毎日が終わるのです。
会社の戦略、自分の戦略を毎日見直して評価している人は、ほとんどいないでしょう。-「実戦マーケティング戦略」(佐藤義典、日本能率協会マネジメントセンター)
マーケティングの本ですが、そのような職種に就いている方だけではなく、営業職の方、あるいは起業、自分のお店を持ちたい方や、アフィリエイトをされる方まで、幅広く役に立つ本ではないかと思います。
弁護士で、経営合理化・経営再建に40年の実績を持つ高井伸夫さんは、こうした成果主義の時代には、自分を成長させるために、たとえ会社員でも経営者感覚を持つことが必要だと仰っています。
そうした感覚を養うためにも、優れたマーケティングあるいは経営戦略の書籍は、読む価値があるのではないでしょうか。
「実戦マーケティング戦略」の中心は、著者の開発した「戦略BASiCS」という戦略の要諦である「行動の最適化」を図っていくツールにあります。
この戦略BASiCSは、
B:Battlefield 戦場
A:Asset 資産
S:Strength 強み・差別化ポイント
iは、語呂合わせ
C:Customer 顧客ターゲット
S:Selling Message 売り文句
の、相互に関連した5つの要素から成り立っています。
まず戦場を決める。
その戦場には競合が存在するから、競走上の優位となりうる自社の独自資産を把握する。
そして、その独自資産をもとに、顧客にアピールする強み(差別化ポイント)を決定。
次に、この差別化ポイントを必要とする顧客を絞り込む(選択と集中)。
この絞り込んだ顧客に対して、差別化ポイントを伝える売り文句を考える。
大体、以上のような流れで、競争に勝てる戦略を考えていきます。
この本の特徴としては、事例が豊富で具体的であること、そのために理解がしやすいことが挙げられます。
ドトールやスターバックス、ルイ・ヴィトンやコーチ、はたまた博多上川端商店街まで、具体例が満載!
自分自身の資産が何で、差別化ポイントがどこにあるのか。
戦うべき戦場は、どこなのか。
そんなことを考えてみるのも、面白いかもしれません。
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