「上達の法則 効率のよい努力を科学する」(岡本浩一、PHP新書)
上達はたんに鍛錬の量や時間だけで決まるものではない。上達の法則に合った鍛錬が上達を生むのである。たとえば、何年もやっているのに英会話がマスターできない人がいるかと思えば、わずか2年くらいで、本格的な英会話ができるようになる人がいる。この違いは、英会話の練習法が上達の法則にかなっていたかどうかなのである。-「上達の法則 効率のよい努力を科学する」(岡本浩一、PHP新書)
同書の第4章には、上達の方法論-中級者から上級者になるステップが詳しく説明されています。そのいくつかをご紹介します。
①ノートをとる
ノートをとることで反復練習が可能になる。
ノートをとるという作業は面倒だが、その面倒な作業を続けることは、心理的なコミットメントを強め、自我関与を高める。高い自我関与は、長期記憶の形成を促進する。
②理論書を読む
効率よく上達しようという場合には、理論が必要。語学では文法が理論にあたる。理論(文法)を学ぶことによって、非常に大きな努力を効率よく注入すれば、3年から4年くらいで、成人のアメリカ人と同等程度の能力を獲得できる。
③深い模倣や暗唱をする
自分の領域で手本となるような英文、論文を見つけて、それを暗唱してみる。一度にパラグラフひとつ空で言えるくらいに暗記してみる。そうすると、たんに英文の構造が分かるだけでなく、説得するための文の構造の作り方-英語には英語の説得の戦略があり、パラグラフの組み立てが日本語と全く違うことなどがしっかり分かる。
④辞書を買う
分からないことを、うやむやにしておくのと、いちおう調べてみるというのでは、ある程度長い時間が経つうちには、知識においても、価値観においても大きな差が生じてくる。
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